在宅ライターなら確実に意識したい!句読点「、」「。」の量

 

一般的に、ライターの仕事では「文章の意味が分かりやすく伝わりやすいこと」が重視されます。

詩や小説ではないので、美しい文章を書く必要はありません。

むしろ「ストレスなくスラスラ読めて、できるだけ誤解を生まない文章」を書くライターのほうが、クライアントから頼りにされます。

ここで意識したいのが句読点の量です。句読点を意識するだけで、文章はぐっと垢抜けて読みやすくなります。

今回は、在宅ライターが知っておきたい「ちょうどよい句読点の量」について解説します。

ライターなら知っておきたい「句読点」とは

句読点とは文章の途中や最後に使われる「、」「。」といった記号のことです。

文末に打つ「。」が句点、文中に打つ「、」が読点。その2つをまとめて句読点と呼びます。

句点「。」については「文末に1個だけ打つ」という明確なルールがあるので、ライティングで悩む機会はほとんどありません。

でも読点「、」に関しては、打つ位置にも量にもあまり明確なルールがありません。

じつはベテランのライターでも、読点の位置や量に頭を悩ませることは意外と多いのです。

読点のポイント1.多すぎても少なすぎても読みづらい

読点の量は、文章のリズムを大きく左右します。とくに文中に使われる読点「、」は、多すぎても少なすぎても良くありません。

読点の数が多すぎたり少なすぎたりすると、読みにくくて意味を把握しづらい文章になってしまうからです。

例として、上の文章から読点を減らしてみましょう。

例文1:読点が少なすぎる文章
「読点の数が多すぎたり少なすぎたりすると読みにくくて意味を把握しづらい文章になってしまうからです。」

どうでしょうか。文字数の少ない一文目はともかく、後半に向かうにつれて読みにくさを感じたのではありませんか?

読点が少ないと、文章をどこで区切ったら良いのか分かりづらくなります。とくに最近はスマホで文章を読む人が多く、読点の少ない文章は圧迫感やストレスの原因になりがちです。

では反対に、読点を極端に増やしてみましょう。

例文2:読点が多すぎる文章
「読点の、数が、多すぎたり、少なすぎたりすると、読みにくくて、意味を、把握しづらい文章に、なってしまうからです。」

今度は細切れすぎて、なんだか落ち着かない文章になります。内容の全体像が掴みにくく、稚拙な感じもしますよね。

このように、読点は多すぎても少なすぎても読み手にとってストレスになります。

読点のポイント2.打つ位置で意味が大きく変わる

また、読点を打つ位置によって文章の意味が大きく変わることもあります。たとえば次のような文章です。

例文3
「賢い彼女の飼い犬」

上の例文では、賢いのが彼女なのか犬なのかが判別できません。でもここに読点を挿入するだけで、どちらなのかが明確になります。

「賢い彼女の、飼い犬」ならば、賢いのは彼女でしょう。

「賢い、彼女の飼い犬」ならば、賢いのは犬ということになります。

このように、文章は読点によって意味が変わります。読点を省きすぎてしまうと、言いたかった内容と全く別の意味に受け取られてしまうこともあるのです。

読みやすく誤解されにくい文章を書くために、ライターは常に読点の位置と量を意識する必要があります。

読点「、」の量の目安は、一文につき1〜2個

では、読みやすい読点の量とは一体どれくらいなのでしょうか?

適切と言われる読点の量には諸説あります。また、掲載されるのが紙媒体なのかWebなのかによっても変わってくるでしょう。

Webライティングの世界では「一文につき1〜2個」が読みやすい読点の量だと言われています。

ちなみにスマホやパソコンで文章を読むときは、一文が80文字を超えると「長い」と感じる傾向があります。

「一文の長さは80文字以内、読点は1〜2個」の範囲に収めると、読みやすく意味が伝わりやすい文章になるでしょう。

ていねいな推敲で読点「、」の量を調節しよう

どんなに意識していても、つい読点を多めに使ってしまうこともあります。そんなときは、次のような工夫を試してみてください。

読点を減らすための工夫
・一文を短くする
・言葉の並びを変えてみる
・表現を変えてみる
・並列表記には中黒「・」やカギカッコを使う など

また、書き終えた後に推敲することも大切です。文章は書くときよりも読むときの方がスピードが速いので、勢いに任せてるとどうしても読点が多めになります。

初心者ライターなら、書くときにはあまり意識しすぎず、推敲のときに読点の量を調節するほうがスムーズに作業が進むかもしれません。

「声に出して読むとリズムが掴みやすい」という人も多いものです。推敲の際はぜひ、音読も試してみてくださいね。

読みやすい文章を書くライターは、クライアントからも人気です。ぜひ納品前に「読点の量」をチェックしましょう。